Linuxのパソコンはウィルスに感染しないという話を聞いたことはありませんか?
もちろんここで言うウィルスというのはコンピューターウィルスの話です。
しかし実際にLinuxのパソコンというのはセキュリティ面で堅牢なのでしょうか?
ここでは「Linuxがウィルスに強い」と言われる理由をご紹介したいと思います。
Linuxがウィルスに感染しないと言われる理由
過信してはいけませんが、確かにLinuxのOSを使っているとウィルスに感染しにくいのは確かです。
私自身Windows(特にXP時代)には何度かウィルスに感染したかな?という状況に陥ったことがあり駆除するのに苦労しました。
特に海外製のフリーソフトウェアをインストールする際に一緒にインストールされているという事が多かった気がします。
大体無料で公開されている便利なソフトに限ってウィルスが仕込まれていたりするので私自身も注意不足であったのは間違いありません。
Xperiaの改造としていたころは情報を収拾するために頻繁に海外の情報サイトを見に行ったりもしていましので、そこでも知らない間に感染していたようです。
ファイル管理権限(ファイルパーミッション)
Androidでも同様なのですが、ユーザーの保存領域以外のデータを変更することが出来ません。
例えば新規作成したファイルを/の直下に保存しようとしても必ずエラーになります。
(保存出来ません)
ユーザー領域以外に保存・変更を加えるためにはrootと呼ばれる管理者権限が必要になるのです。
Windowsでいう所のAdministratorで、仮にウィルスが動いたとしても管理者権限を与えない限りはシステム領域のファイルを操作することは出来ないのです。
ソフトインストールの方法
Windowsであれば有料・無料のどちらの場合もexeファイルをインストールしていくことでアプリケーションのインストールを行います。
Linuxの場合もそのように公開されているものもありますが、多くの場合はソフトウェアの管理システムからインストールすることによってアプリケーションをインストールしていきます。
AndroidのPlayストアやiOSのappストアのようなものですね。
ソフトウェアも頻繁に更新されておりウィルスが紛れ込む可能性も非常に低いと言えます。
Linuxを攻撃するウィルスの数
最大の理由がこれかもしれません。
Linuxをパソコンで使っているユーザー数が少ないので標的にされる可能性が低いのです。
ハッカーなどが悪意のあるウィルスを開発しても多くのパソコンに感染させなければあまり意味がありません。
パソコンであればWindows、スマートフォンはAndroidとiOSがユーザー数も数が圧倒的に多いため標的にされることが多いわけです。
そのため結果的にLinuxのパソコンはターゲットにされにくい=ウィルスに感染しにくい、という状況になるのです。
まとめ LinuxのOSを実際に使っていて
XPのサポート終了後からLinuxへ変更して使っているわけですが、今までウィルスに感染したことは一度もありません。
動作も軽く動いてくれていますし大満足です。
一方WindowsもOSがバージョンアップするにつれてウィルスの感染数も激減しています。
感染数としてはXPが依然として高く、セキュリティの観点からもWindowsユーザーは速やかにOSをバージョンアップしたほうがいいでしょう。
Vista以降は解消されているのですが、XP以前はCドライブ直下のシステム領域にアクセスが自由に出来るのです。
プログラム次第では重要なシステム部分の削除や改悪も出来ますので、やはり危険ですね。
USBメモリーを刺すだけで感染する悪質なウィルスも存在します。
自分の大切なデータを守るためにも、やはりウィルス対策は確実に行いたいところです。