Linuxの軽量文章作成ソフト Abiword

以前に軽量のExcel代用ソフトとしてGnumericをご紹介しました。
マイクロソフト製のExcelの再現性では課題もありますが、日常的に使うソフトとしては選択肢として十分にありだと思います。
今回はWordの代替としてLinuxで使うことの出来るソフトの1つ、Abiwordについてのご紹介です。

軽量の文章作成ソフトです

Lubuntuに標準で導入されている文章作成ソフトです。
動作は軽くメニューも必要な項目については網羅されている印象ですね。
一見すると不具合がないように感じるかもしれませんが、実際に使用すると問題点もあることがわかります。
office2000をwineで動作させるとインライン入力出来ないことが不具合でありましたが、このAbiwordでも同様の現象が発生します。
直接入力では問題無いのですが、日本語を入力しようとするとEnterキーで確定させるまで画面上に文字が表示されないのです。
(変換候補の欄には表示されます)
これでは実用的に使うとなると難しいと言わざるを得ません。

ここは素直にLibreofficeか、文章を入力するだけであればメモ帳などのテキストエディタを使用したほうがいいかもしれません。
geditかLeafpadが新規で文字を入力だけで考えるとベターかもしれません。
もちろんWordで作成したdocやdocxのファイルを閲覧編集出来るわけではありませんので、そのような場合にはlibreofficeのWriterを使うといいでしょう。

Abiwordが海外で開発されている関係上、日本語入力の面までカバー出来ていないのかもしれませんね。
もちろん今後改善されていくかもしれません。
あくまで私が試した現時点での感想です。

文字数のカウントについて

文章を書いていると文字数というのも大切な項目です。
LibreofficeやマイクロソフトのWordであれば下側に文字数がカウントされているのですが、Abiwordでも文字数はカウントすることが出来ます。
ツール⇒単語を数える を選択することで文字数が別ウィンドウで開きますので、表示したままにすることで文字数を確認しながら文章を入力していくことが可能です。
しかしインライン入力出来ないことがやはり欠点ですね。
これが解消されれば軽量のワープロソフトとして非常に優秀だと思います。