Android用アプリでMVNOの格安SIMでテザリングを!

最近でこそSIMフリーのスマートフォンが登場したこともあり、MVNOの格安SIMでテザリングすることは特別難しいことではありませんが、以前のようにキャリアが発売しているスマートフォンしかない中で格安SIMでテザリングをすることは少し敷居がありました。

MVNOの多くはDocomoの回線を使っています。
そのためドコモの中古端末を購入してSIMカードを挿入し、アクセスポイントを設定すれば通信可能になります。
特別難しいことでもありません。
電話についても同様です。
しかしテザリングだけは例外で、MVNOのSIMでテザリングするとうまくいかないことが多いのです。
通信設定もしているのに、なぜでしょうか?



ドコモのスマホは格安SIMでテザリング出来ない?

ドコモのスマートフォンでテザリング出来ないわけではありません。
実はドコモのスマートフォンはテザリングをオンにするとアクセスポイント(通信の出入口のようなものです)が自動的に切り替えになるのです。
通常のドコモとの契約であれば別に問題のない話なのですが、MVNOでこのような動作をされると困ります。
ようはアクセスポイントが切り替わることにより、データ通信が出来なくなり当然テザリングが不可能になるわけですね。
なんということでしょう、正直大迷惑な仕様です。

テザリングが出来るように対策しよう

私もテザリング用でgalaxy君の中古端末を購入したわけですが、このままではテザリングが出来ません。
ここまでは計画通りです。
私はXperiaで散々カスタムロムを使ってきましたので、galaxyも最初からカスタムロムに変更するつもりで購入しました。

テザリング対策1 カスタムロム

対策の一つがカスタムロムのインストールです。
カスタムロムを導入することでOS自体のアップグレードをすることも出来る上に機能を追加することなども可能です。
ただしカスタムロムの導入工程でメーカー保証対象外になりますので、そのリスクはきちんと認識しておく必要がありますね。
あくまで自己責任です。
カスタムロムに変更すればテザリングの不具合も解消されるわけですが、先日書いた通り残念ながら私は失敗してしまいました。
何度リカバリーしてもうまくいかないので諦めて違う方法を探します。

Xposed frameworkを使う

ルート権限は取得していたので、Xposedでテザリングの不具合を解消します。
Xposed frameworkは名前の通りframeworkとして動作し、カスタムロムと同等の機能を利用することが出来ます。
文鎮化するリスクもありますが、カスタムロムを導入するよりは簡単ですね。
しかしこれも私のgalaxyでは上手く動作しません。
どうも一回目のカスタムロム導入でどこか不具合を起こしたままリカバリーになっているらしいです。
仕方ありませんのでこれも諦めて最後の手段を使います。

テザリング専用のアプリを使う

ようやく今回の本題です。
テザリング機能を使うためにアプリを試してみます。

何種類か試してみました。

WiFi Tether(root専用)

最初に試したのがこちらのアプリです。
https://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=2273401

無料なので良いですね。
試してみると動作はしますが、何故かテザリングで認識させることが出来ません。
設定方法次第では上手く使うことが出来るのかもしれませんが。
これは失敗です。

pdanet+

結局実際に使ったのがこちらのアプリです。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.pdanet&hl=ja

非root状態でも使えるようですね。
最初は無料アプリでテストしましたが、いとも簡単にテザリングに成功します。
無料アプリは時間経過で使えなくなるようですが、この品質であればお金を出す価値もあるというものです。

カスタムロムで簡単に対応出来ると思っていたテザリング対応ですが、意外と膨大な時間を費やすことになりました。
これから我が家の通信環境を支える存在になりますので、頑張ってもらいます。



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