galaxyをLTE速度のwifiルーターに

WiMAXの代わりにOCNモバイルワンのSIMカードを契約し、Xperia SO-01Bをwifiルーター代わりに利用いた我が家のネット環境。
特に問題なくテザリングでパソコンとスマートフォン共にネットに繋がっていたのですが、ある時ふと「なんか通信遅いぞ」と気になり始めました。
それもそのはずです。
XperiaはLTEの電波を受信することが出来ませんので、当然3Gの電波でテザリングしているわけです。
更にその遅い通信速度を複数台で分散するわけですから、そりゃあ遅くもなりますよね。
私も3Gしか使えないことを認識した上でXperiaのテザリングをしていたわけですが、動画閲覧はキツイ状態。私の精神衛生上もキツイ。

ということでOCNモバイルワンの本領発揮、LTE全開で使うために中古スマホ、galaxy SC-03Dを購入しました。
6年近く前の機種なのですがLTEも使うことが可能で、さらにRAMも1GB近くあるという意外とハイスペックな端末です。
なんとOTG対応ということでキーボード、マウスにも接続可能という、メイン端末で使いたいレベルです。

ドコモの端末なので、そのままではMVNOでテザリングすることが出来ません。
MVNOユーザーであればご存知だと思いますが、ドコモの端末はテザリングをしようとするとアクセスポイント(通信するための住所みたいなもんです)が勝手に変更になるので通信できなくなるという不便な点があるのです。

SC-03Dにカスタムロムをインストールします

元々性能の良いSC-03Dに究極のカスタムロム(言い過ぎか、、)cyanogenmodを導入します!
Xperia SO-01Bで夢にまで見たAndroid4.4もSC-03Dであれば簡単に入手出来ます。

カスタムリカバリーを焼くためにodinの導入、CWMのインストールしリカバリーモードに入ります。
CWMの作業はXperiaで散々経験していますので慣れたものです。
ロムをインストールして完了。Googleアプリは使いません。

rebootで再起動して無事、Android4.4 Kitkatが完成しました。楽勝ですね!
と思ったのも束の間、ちょこちょこ警告メッセージが表示されます。
無視してアクセスポイントを設定、無事通信出来るようになりましたが、テザリングで固まります。
「なんでだろう?」と思って再びCWMのリカバリーモードに突入、データのフルワイプをして再起動しようとするとブートループに陥ります。
なんということでしょう、購入初日に壊してしまいました。
これが文鎮化です。 だからいい子は真似してはいけないのです。

その後、JB4.2のカスロムを入れなおすも同じ状態で、ブートループです。
止むなく初期ロムを提供していただき、odinでFlash。
なんとか初期状態のAndroid4.0で復活させることが出来ました。
(初期ロムを提供していただいた方、本当にありがとうございます。)

他のテザリング方法を探ることに

Android4.0で動くようになったものの、電源ボタンを長押しすると即時電源が切れるなど、正常な状態ではないようです。
(本来はシャットアウトか再起動などのメニューが表示されるべき)

何度カスタムロムのインストールを試しても結果が変わらないため、止むなく諦めることにしました。
他の方法を探します。
なんとかroot権限は取得することが出来ましたので、まずはxposedを試します。
フレームワークをカスタマイズするもので、簡易カスタムロムのようなことが低リスクで実現出来ます。
これでアクセスポイントが変わらないようにすれば問題解決です。

しかしフレームワークが何故かインストール出来ない上に、titanium backupでのシステムアプリ削除も動きがおかしい。
仕方ありません。アプリに頼ります。

テザリングアプリを使うことにしました

結果的にテザリングアプリの力を借りることにしました。
作者の方には感謝です。
幾つかの種類を試しましたが、結局「PdaNet」というアプリのfullバージョンを使うことに。
いとも簡単にテザリングが出来るようになりました。
さすがLTE快適です。

しかし端末到着後、半文鎮を経てXposedを試すなど一週間近くの時間を費やすことに。
大きな時間のロスをしたものです。
しかし結果的に設定変更のしやすいスマホをwifiルーター化することが出来ましたので長期的に考えるとメリットになるでしょう。
テザリングアプリは色々試しましたので、また次の機会にでも書いてみようと思います。

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