Androidへ簡単にLinux環境を導入する方法としては元々Gnurootとdebian no rootといういうアプリがありました。
Gnurootについては新しくユーザーランドという新しいアプリになって公開がされています。
ちなみにかなーり昔にはroot権限を取得して無理やりubuntuを動かしたこともあります。
Userlandについて
Debian no rootはいつのまにか公開をやめたようですね。
元々Gnurootで出来ていた作業については同様に出来るので純粋に上位互換のアプリと考えていいでしょう。
素晴らしいのが実際に利用する OS の種類やデスクトップ環境についても選択することができます。
それも元々アプリの選択項目に入っているのでタップするだけという簡単仕様。
後はアプリ内でコマンドが走り自動的に導入がされるという、まさにいたせりつくせりのアプリです。
Debian No Root であればdebianしか選択肢がなく、またデスクトップ環境も変更出来ることを考えるとなかなかに便利になったものです。
当然私もこの Galaxy Nexus君で使うことを試してみたわけですが、どういったわけかいざVNCで接続しようとすると画面がグルグル先に進むことがありません。
SSHなども同じく。
設定が悪かったのかと思い削除して再インストールして進めていくものの結果は同じ。
なんてこった。
今となっては古い OS で Android 6.0ではまともに動かないのか?
Android の OS が原因かはわかりませんが、とりあえず動かないものは仕方がない。
別の選択肢を考えましょう。
ちなみに私のスマホでは動かなかったというだけでアプリ自体は素晴らしいものです。
爆速のターミナルTermux
さて代案として考えたがTermuXというアプリです
CUIで動作するアプリなのですがインストールするだけで、即座に Linux 環境を実現するという素晴らしいものです。
試しにインストールしてみました。
起動してみるとターミナルが実行されます。
成功です。
aptなどのコマンドでアプリをインストールすることが可能です
これで使用可能なのですが導入できるアプリが少ないという致命的な欠点を持っています。
このTermuxにDebianやUbuntuを入れるという使い方もできるようなのですが、簡単にLinux
環境を実現できるもの探していたので残念ですがこのアプリはここまで。
やっぱりGnuroot
結局辿り着いたのは、GnurootDebian。
古いバージョンのアプリであれば今でもインストールして使うことができました。
ちなみに最新版では新しく作ったUserlandを使ってねという余計なメッセージが出てアプリそのものを使うことができなくなっております。
ビッグなお世話です。使えたら使っとるわい。
以前にXperiaでも試してみたのですがCUIを中心とした使い方になるのですが必要に応じてGUIでも使うことが可能です。
試しにLeafpadやGnumericを入れて動かしてみました。
問題なく動作しています。もっとも前にもやりましたか。
だからといって何をするというのは特にないのですけどね。
私がやりたい画像編集やテキスト編集は android でも実現できるわけですし。
Androidはモバイルの覇者になれるか
今となってはAndroidのアプリでもオフィス系のアプリも充実しておりAndroidだけで実現できる作業もかなり増えてきています。
もし初期の段階でLinuxと完全互換がある使い方ができればiPhoneと比べて、かなりの優位性を実現できたのではないかなと思います。
Linux はもともとアプリケーションが充実しているわけですから、必要なものをモバイルアプリとして開発するかアプリの UI をモバイルに適したものに変えるという作業を進めるだけでアプリケーションのクオリティと数でかなりの優位性を実現できたものだと思います。
今でこそAndroidでもマイクロソフト公式のオフィスが使えますが、それ以前にLibreofficeが使える。
もしくはマルチタスクが使える。
デスクトップと同じアプリが使える。
となればかなり有利なはずです。
Gnurootもかなり古くから存在しているアプリであり、Androidの可能性を感じます。
うまくLinuxと融合する。
それがAndroidがモバイル環境で天下を取る最適な方法なのではないかと思います。