トマトの摘葉、摘果



トマトの実を大きくするために

トマトの実は大きくなるまで時間がかかります。
特に大玉トマトは時間がかかりますから、ある程度気長に育てる必要があるわけですが、
育てる上でいくつか工夫しておくほうがいいことがあります。

トマトはなにも世話をしなくても必要な水分と栄養分があれば大きくなります。
ただそのままの状態で放っておくと脇芽がどんどん増えていきますので、定期的に脇芽を取る必要がありますよね。
脇芽を取るのは栄養分が分散しないようにして、栄養分を実へ集中させるためですよね。
同じ理屈で葉や実も適切に取り除く必要があります。

実を除くことに抵抗を感じるかもしれませんが、実が大量についていると一見大量に収穫されるように思いますが、実際には栄養分が分散して一つ一つの大きさが小さくなります。
とりあえず質より量! という考えであればそれでもいいと思いますが大きなトマトを収穫したいのであれば適果は欠かせない項目です。

まず摘葉について。
これは名前の通り葉を間引く作業のことを指しています。
葉を適切に取り除くことで風通しを改善させ病害虫に防止を行ったり、果実へ日光を当てることで色をつかせやすいなどという点があります。
またもちろん栄養分を果実に多く届けることが出来るということもありますね。
多くのメリットがあるわけです。

一方でデメリットももちろん存在します。
最大のデメリットは光合成ができなくなるということですね。
植物は葉で太陽光を受け、光合成によって栄養分をつくるます。
葉を取り除きすぎると光合成が不十分になりますので注意しましょう。
目安としては全体の20%ほどにとどめておくと良さそうです。

また適果について。
これは果実を取り除く作業で、心が痛みますが必要な作業です。

特に大玉トマトで果実が多くついた場合に全ての果実を収穫することは難しいです。
だいたい3〜4個ぐらいの塊になりますが、その中でも小ぶりな実を取り除きます。



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