スクロールキャッシュというのは画面を名前の通りスクロールのキャッシュを作成して以後のスクロールを素早くさせるものです。
しかしAndroidのスクロールキャッシュは素早くさせるというよりもむしろ動作に負担をかけているような印象です。
特に私が触っている初代Xperia SO-01BはそれでなくてもRAMが少ないので、出来る限り軽量化してやりたいものです。
root化必須の作業です。
スクロールキャッシュを無効化
利点が少ないのであれば無効化してしまおう。
という事でスクロールキャッシュ無効化の方法です。
本来であればframework.jarを調整していくという非常に面倒な作業が必要でした。
(root化させる時点で既に面倒ではありますが。)
色々調べてみるとbuild.propに数行記載するだけで同等の効果があるらしく、最近はそれで済ませています。
こちらはスクロール速度の関連です。
ro.max.fling_velocity=12000
ro.min.fling_velocity=8000
windowsmgr.max_events_per_sec=150
こちらがスクロールキャッシュ関連ですね。
persist.sys.scrollingcache=3
persist.sys.smoothscrollbar=true
dev.pm.gpu_samplingrate=1
debug.mdpcomp.logs=0
logcat.live=disable
私が作ったJB4.1の最新版(v4以降)には導入済みです。
感覚としてはそこまで実感するレベルでは変わりませんが少しでも軽くなればということで。
もっとも新しいスマートフォンでRAMが多いのであれば気にするようなことではないと思います。
xposedを使う方法
もうひとつの方法がxposedを使う方法です。
非常に多くの機能がこのxposedを使うことで実現可能です。
実際にカスタムロムを使用しなければ出来なかった機能の多くがこのxposedを使うだけで可能になります。
xposedはそれ単体で使うものではなく、Moduleと呼ばれるものを追加していくことで機能を増やしていきます。
Moduleの中には相性が悪いものもあり、起動に支障を与える場合もありますので事前によく確認しておきましょう。
スクロールキャッシュ無効化はもちろん、画面上部の時計の中央化や、ボリュームを30段階に変更させるなどあらゆることがこれ1つで可能になる優れものです。
もちろんroot化必須ですが。
ただしある程度のRAMを必要としますので、SO-01Bで使うのには少し難しいものがあります。
新しいスマートフォンで色々カスタマイズしたい場合には、root化+xposedで大体のことは実現出来るはずです。