11月に入り私は想定外の手術をすることになり長期間苦しむことになります。
最初は比較的軽い気持ちで手術を受けたのですが、それがまさか数カ月に及び戦いの始まりになるとは思いもしませんでした。
手術直後はブログを書くような余裕も全く無かったのですが、ようやく文章入力も問題なく対応出来るように回復することが出来ました。
少し恥ずかしい気持ちもありますが、今後私と同じ症状で苦しんでいる人の参考になればと思い、記録として残しておくことにします。
さて今回の私の手術内容ですが「外痔核および内痔核の根治」というものです。
要はイボ痔の治療でござる。
たかがイボ痔の手術と侮るなかれ、もし手術を検討されているのであれば事前にしっかりと準備しておくことをおすすめします。
手術を受けることになった経緯について
事の発端はおそらく畑仕事でしゃがんで作業を数時間にわたり続けていたことではないかと思います。
気温が低くなっていたことに加えて、お尻に負担がかかる姿勢を取り続けていたことで、限界を超えてしまったのではないかと思います。
翌日から少し自覚してはいたのですが、元々たまになることはあったのですが数日で自然に治っていたので特に気にせずそのまま放置しておくことに。
「そのうち治るさ」という軽い気持ちだったのですが、その日の夜から痛みが激しくなりまともに寝ることも出来ない状態です。
過去に無い痛みに我慢しかねて、遂に薬を購入することにしましたが時既に遅し。
軟膏ではどうにもならない大きさになっていたようです。
薬で2日ほど我慢してみるも一向に改善されないことから、いやいやながらも仕方なく病院へ通うことにしたわけです。
年末の繁忙時期でもあり、さっさと治しておきたいですからね。
病院の待ち時間もかなり痛かったのですが、ようやく診察の順番です。
私は薬をもらって、さっさと帰りたかったのですが医師からは手術を薦められました。
どうも外に2つ、中にも1つのイボがありさらに結構大きいらしいのです。
そういえば昔から冬になるとトイレの大きい時に出血することがありましたが、中のイボが関係していたのかもしれません。
ともあれそんなことで事前知識も無く、急遽手術をすることになりました。
聞けば日帰りで、翌日から仕事も普通に出来るらしいです。
軽い気持ちで手術を受けることにしたのですが、そこから苦痛の日々が始まりました。
確かに日帰りは出来ます。仕事も出来ます。
しかし1日14時間以上デスクワークが続く人(私です)や力仕事の人がフルに働くのは難しいと言わざるを得ないです。
イボ痔の手術について
手術そのものは比較的短時間で終わります。
おそらく20分もかかっていないのではないですかね。
部分麻酔もするため最初は針の痛みがありますが、途中からは感覚が無くなりますので違和感は少しあるものもスムーズに手術は終了。
手術後はベッドで少し休んでから帰宅許可をもらうことが出来ました。
手術後の痛みとの戦いの日々
さてここからが痛みとの戦いです。
5日程続く麻酔をされていたので、4日ほどはトイレの大で少し違和感を感じる意外は割と普通に過ごすことが出来ていたのですが、麻酔が切れてからがなかなか大変。
トイレは激痛で正直悶絶するレベルです。それもトイレをしないわけにもいきませんので正直恐怖でしかありません。
また座っていても痛みを感じるので事務仕事も結構厳しい辛さがありました。
以下おおまかな経過です。
11/8 手術
11/9 麻酔の影響が痛みは軽い。トイレの感覚すくない 昼に通院。
トイレの小も痛みのせいかしにくい。
11/10昼から仕事で外出、軽い出血あり。
11/11-12 休日
11/14 定期通院
11/17 痔核をくくっていたゴムが取れる
11/18トイレの痛み以外は比較的と快適。皮膚は荒れているような痛み
トイレ後はシャワーとお風呂に入るように変更。
11/21検査。先生の検査がとにかく痛い。中で軽く出血らしく座薬を入れる
皮膚が荒れているので軟膏を少し変更
11/22軟膏のおかげか急に快適に。
11/25.26 お腹を壊す。数回トイレに。
トイレは痛くなくなってきたけど、薬が流れるためかその後が鈍痛に
12/5 痛みはかなり減少。医者からアルコールの許可がでる
まぁだいたいこんな感じです。
今も痛みは少しあり出血もしていますが、随分回復してきたことを実感します。
ちなみに手術後はリンパ液が出続けるので、そのままでは当然下着やズボンが汚れます。
そのためガーゼやナフキンなどできちんと対処してあげる必要があります。
場所的に少し臭いはありますが、そこまで気にするほどのものではなかったと思います。
約一ヶ月経過すると随分少なくなりますので、その間は頑張りましょう。
また出血は必ずあります。いきみすぎるとよくありません。
そして私の場合は中の痔核をゴムでしばっていました。
内側はこのように対応するらしいのですが、縛っている部分が壊死することで自然と取れます。
ただし! まれにゴムが外れるときに大出血することがあるそうです。
その場合は迷うこと無く病院に駆け込みましょう。
手術後の痛みを軽減させるために
痔核手術の後は出来るだけ痛みを軽減させることがなにより大切です。
日常生活の問題ありませんが、あまり無理はせずに出来る範囲で行うようにしましょう。
力仕事はさすがに難しいでしょうね。自転車やアルコールは厳禁ですよ。
痛くなるのは大きく2つ。
手術した部分の慢性的な痛みと、大トイレの時の痛みです。
特にトイレの時の痛みが大きくケアを中心に考えておきたいです。
まず少しでも便の通りをよくするために、柔らかい状態を維持しておきたいですね。
水分をしっかりと取ることと、場合によっては先生から薬をもらうようにしましょう。
また薬でお尻の中に注入するタイプの軟膏で出ていたので、潤滑剤のような役割を期待してトイレの前に少し塗っていました。
トイレの後はトイレットパーパーを使うことが禁止されているのでウォシュレットを使いますが、これが結構しみる時があります。
そこでウォシュレットだけでなく、シャワーとお風呂を併用することで少しでも痛みを緩和しました。
暖かいシャワーで水の勢いも弱めにすればそこまで痛みはありません。
シャワーでもう一度綺麗にしてから暖かいお風呂でゆっくりと横になります。
お風呂で暖かくしている時間が一番楽だと思います。
トイレ後の痛みが和らぐまでこのままゆっくりと休みましょう。
(トイレの後にお風呂でしっかりと暖めるのはオススメです。ぜひ試してみてください)
その後に外と中の軟膏をそれぞれ塗るようにして過ごしていきます。
日中はある程度は普通に動けますが、決して無理はしないようにしましょう。
少し痛みを感じたら横になって休憩するようにして負担を軽くしていきます。
このようにしていれも痛みはありますが、それでも耐えられるレベルまでは軽減してくれるのではないかと思います。
私の場合は中を縛っているゴムが取れるまでが山場でその後は段階的に楽になってくれています。
人に聞きにくい内容だけに、私のこの体験が同じ症状で悩んでいる方の参考になればと思います。
くれぐれも仕事が繁忙時期には手術を受けることはやめておきましょう。