Lubuntuがインストール出来ない場合の対応

LubuntuをPAE非対応のパソコンへインストール

軽量OSのLubuntuはXP搭載機の代替OSとしてもおすすめなLinuxのOSです。
しかしパソコンの性能によってはそのLubuntuをインストールすることが出来ない場合もあります。
もはや諦めるしかないのでしょうか?

いやもう少し頑張ってみましょう。
方法次第では使い道がなくなりつつあるパソコンをLinuxで再生することが出来るかもしれません。



そもそもなぜLinuxをインストールしたいのか?

もし今使っているパソコンがWindows7以降のOSが搭載されており、また不便を感じていないのであれば無理にLinuxをインストールする必要はありません。
Windows7もサポート終了が近づいているとはいえ、急いで変更する必要もないでしょう。

Linuxをインストールする理由はパソコンの性能的にインストールすることの出来るOSが限られており、且つ元々搭載されているOSがサポート切れになっている場合が多いです。
そこでインストールするOSの候補としての有力なのが、LinuxのOSで有名なUbuntu、ではなくデスクトップテーマを軽量なlxdeに変更されているLubuntuです。

lubuntuのメモリー使用状況

LinuxもOSの種類が数多くありますが、迷った時には取り敢えずLubuntuを入れておけば大概はなんとかなります。
外観的な内容はなんとでもカスタマイズ出来ますので特に気にすることはないでしょう。
少し前まではCD-R一枚にちょうど収まるサイズであったのも魅力でしたが、最近はDVD-Rでなければ保存出来ないサイズに増えており、残念です。

ちなみにUbuntuは古いパソコンで動かすには重たいのであまりおすすめできません。

PAE非対応のパソコンに導入する場合

PAEというのはメモリーの拡張機能のことで、よほど古くなければ非対応ということもありません。
しかし元々XPが搭載されているパソコンであれば軽く10年以上前のパソコンということになり、PAE非対応の可能性もあります。

古いLinuxの場合であればPAE非対応でも動作するものもあるのですが、Lubuntuなど多くのLinuxが「PAE非対応のためインストールできませんよ」というエラーメッセージが出てインストールを進めることが出来ないのです。

ただし特殊な操作をすることでインストール出来る可能性も残っていますのでご紹介します。
私はこれでPentium Mを搭載されているパソコンにLubuntu14.04をインストールして使っています。

【操作手順】
1:まず通常通りCDなどで起動させます。
2:言語設定は通常通り日本語を選択
3:メニュー画面が表示され、ここからの操作が肝心です。
まずF6を押したあとにすぐにESCを押して選択肢を閉じます。
その後に「forcepae」と入力してインストール作業を進めていくわけです。

これでパソコンによってはPAE非対応のパソコンにもLubuntuをインストールすることが可能です。
(全てのパソコンで成功するわけではないようです。上手く行けばラッキー程度に考えるといいかもしれません)

Lubuntuでもまともに動かない場合

軽量LinuxのLubuntuですが、パソコンの性能次第はこれでも動作させるのが厳しいかもしれません。
その場合はさらに軽量なOSを検討してみましょう。

候補としては以前にもブログに書きました「konalinux Black2.3」、それとpuppy Linuxが適していると思います。
puppyは少し特殊で慣れるまでは時間がかかるかもしれません。
私も結局常用することはなくKonalinuxを使っていました。
(最近ついに壊れてしまいましたが。)

【過去記事】
超軽量OS「Kona Linux Black」のインストールしました

konalinuxの軽さは桁違いです。
また操作性もWindowsに近いのでそこまで違和感を感じること無く使うことが出来るのではないかと思います。

まとめ

いかがでしょうか?
遂にWindowsVistaもサポートが切れてしまいましたが、サポート切れでパソコンの買い替えを検討されている方は一度参考にしてみてください。
またパソコンも安くなってきましたので、面倒なことをせずに素直にWindows10搭載のパソコンを使うというのも、もちろんありですがあまりパソコンを使うこともない場合ちょっと勿体無い気がします。
WEBブラウザや簡単な表計算などであれば十分にLInuxでも対応出来ますので検討してみてください。

【余談/外観をWindows風に変更したい時はこちら】
Lubuntu(Linux)をWindows風に改造しよう!



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