セルの書式書式設定

「セルの書式設定」ではセルの表示を中心に見た目をExcelの見た目を変更することが可能です。
元々リボンに表示されている項目で設定できる情報も多いのですが、「セルの書式設定」だけで変更出来る箇所は結構多く、このページでは変更できる内容について記載します。

1.表示形式
2.配置
3.フォント
4.罫線
5.塗りつぶし
6.保護



1.表示形式

こちらではセルに入力した情報をどのように表示するのかを設定することができます。
数字や日付などの文字情報ではなく、数字をどのように扱うのかを設定します。

1-1 標準
特に指定をしていない状態です。

1-2 数値
入力された情報を数値情報として表示します。
小数点以下の表示数やマイナス数字の表示方法(-や△、赤文字表示など)を指定することができます。
一つの表で数字の桁数が不揃いだと見えにくいので、そのような場合にはこの項目で整理することができます。

1-3 通貨 及び会計
どちらも同じように数値を金額として表示する際に用います。
金額単位や小数点以下の桁数を設定できます。
ここで通貨単位を指定していると例えば\100や$100のように金額単位を表示できます。

1-4 パーセンテージ
パーセントを表示したい場合に用います。
他の項目と同様に表示桁数も指定が可能です。

1-5 文字列
データを管理する際に使うことがあります。
文字列に設定していると数字であろうとも文字として取り扱いされます。
例えば計算対象になりません。
また標準の表示方法では「0123」と打ち込んだ場合にはセルに表示される数字は「123」です。
これは123という数字として管理されているためです。
文字列の設定であれば、入力した情報そのままに「0123」と表示されるわけです。

使わないようで、意外と出番はありますので頭の片隅に覚えてあげてください。

2.配置

セルに入力した情報の表示位置を中心に設定します。
表を作るうえで利用頻度は結構高めの項目です。

2-1 横位置・縦位置
そのままセルの中での表示位置を指定します。
例えば中央揃えなど見た目を整えることができます。

2-2 方向
セルの中での文字の表示角度を設定します。
通常は横向きに表示されますが、ここを変更することで縦書きなどにも設定が出来ます。

2-3 文字の制御
「折り返して全体を表示」を選ぶと表示可能な文字数を超えると自動でセルの中で改行が行われます。
場合によっては表が自動的に大きくなるなど調整されます。
「縮小して全体を表示」では、文字数が多い場合に全文字を表示するために自動的に文字サイズが変更されます。
あまりに文字数が多いと見えないほど小さくなる点があるので注意が必要です。

最後に「セルを結合する」では選択しているセルを結合し一つのセルとして扱うようにできます。
一見すると便利なのですが、計算式を作成する上で支障が出ることも少なくありません。
例えば正常に計算式の範囲を選べなくなるなど。
そのため状況に応じて上手に使う必要がある項目です。

3.フォント

こちらでは文字の表示方法を指定することができます。
フォント名(文字の形)、文字色、サイズなどを設定できます。

4.罫線

セルに罫線(枠)を作成することができます。
表計算を作成する際に罫線は必須といっても過言ではありません。
特に資料を共有する際には罫線を作ることでより見やすくなり説得力のある資料になります。
線の形や色を設定可能です。

5.塗りつぶし

セルに色をつけることが出来る項目です。
罫線と同じく表を見やすくするためには重要な項目です。

重要な項目の強調表示yタイトル部分などにうまく使うと見やすさがグっとアップします。

6.保護

日常的に使う項目ではないのですが、資料を共有する際に特定のセルを変更不可にする場合などに利用することができます。
この項目で「ロック」を選択した状態でワークシートの保護という項目をオンにすると、ロックを選択しているセルについてはデータ入力が出来なくなります。
計算式のように消えないように保護する目的で使うことができます。



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