Linux上でoffice2000のExcelやWordはどこまで使えるのか?

Linuxでoffice関係のソフトが必要になった場合にも基本的にはフリーソフトが幾つも存在しており、マイクロソフト製のオフィスソフトがどうしても必要になるという機会はほとんど無いと思います。
しかしどうしても使い勝手やレイアウトの関連でマイクロソフト製のオフィスソフトを使いたい場合もあります。
今回はLinuxでWindows用のアプリケーションexeを実行するためのWineでoffice2000を動かしてみます。
なぜ今更office2000かというと手元にはそれしかありません。



WineでExcel2000


基本的に問題なく動作することに驚きです。
場合によってはLibreOffifeのcalcよりも軽快に動作します。
マクロの自動記録や実行まで再現出来ます。
一見するとこれで十分使えそうに見えますが、日本語を入力しようとすると不具合発生です。
日本語入力出来ないわけではありませんが、Enterキーで確定させるまで文字が表示されません。
インライン入力が出来ないのですね。
ちなみに直接入力する分には文字入力での不具合はありません。
マクロも内容によっては異常終了になるので完璧ではありませんね。
メインで使うには難しそうです。

WineでWord2000



Wordについても試してみました。
やはり基本的な動作に関しては特に不具合を感じることがありませんが、こちらもやはり文字入力の面で不具合がありますね。
インライン入力が出来ないため、文字を確定させるまでは変換候補枠も文字に頼ることになります。
基本的に文字を入力するためのアプリケーションなのでこれでは使う意味があまりありません。

おまけ。Windows10でoffice2000

私の使っているパソコンはWindows Vistaです。
実際には日常的に使用するのはデュアルブートさせているLinuxですが、試しにプレビュー版のWindows10をインストールして動作テストしました。
試す内容はやはりoffice2000です。
Windows10でoffice2000はとっくにサポート対象外ですが、特に不具合を起こすことなく普通に動いています。
ただしよく見ると一部のレイアウトが崩れているなどやはり完璧ではないようですね。
たまに異常終了するので常用は厳しいかもしれません。

Linuxでoffice2000について、まとめ

選択肢として使えないわけではありませんが、実用的ではないと言わざるを得ません。
ただしレイアウト確認や微調整の用途で全く使えないというわけではありませんね。
素直にLibreOfficeなど他のアプリケーションを使用するほうが幸せになれそうです。

ちなみに見え方の確認をするだけであればマイクロソフトが公開しているそれぞれのオフィス用のviewerを使用するという選択肢もあります。
無料で公開されており、Wine上で特に問題なく動くようですね。



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